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iPhone Xのポートレートモードを大阪オートメッセで試してみた

 

f:id:nullgadget:20180211154818j:plainキャリアの施策をフル活用してなぜか入手してしまったiPhone X 。望遠側カメラで撮影した写真をベースに広角側カメラで被写界深度を測定し、ソフトウェア上で背景をボカして被写体を際立たせた写真を撮影することが可能となった機能で、iPhone 7 Plus以降のデュアルカメラ搭載モデルで使用可能な「ポートレートモード」は私自身とても楽しみにしていた機能でしたが、早速そのカメラを大阪オートメッセの展示車たちを被写体に確かめてみました。

 

作例

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ブルーが眩しいBNR34を撮影。背景が綺麗にボケ、ボディカラーもあいまってR34が際立った写真となりました。

 

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そのR34のエンジン、RB26を撮影。もう少しヘッドカバー上の文字を際立たせてやりたかったところですが、鮮やかな赤は見事に再現。

 

 

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日産つながりということでGT500に参戦するGT-Rのヘッドライト部分。フェンダーからボディサイドにかけて綺麗なボケが出ています。

 

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ドリキン」こと土屋圭市さんの実際の愛車、AE86をリアから。この写真でもボディサイドから前方にかけて綺麗なボケが出ています。

 

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レクサスのラグジュアリークーペ、LC500もヘッドライトを強調して撮影してみました。ヘッドライトのLEDが強調されるとともにヘッドライトベゼル内部の精細感もなかなかのものです。

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STIのコンセプトカーを撮影。リアウインドウのボケ感は不自然ですがボディの抑揚が良く現れています。

 

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SUBARUブースで並んでいたS208とBRZをリアから撮影。BRZ側のボケ感以上にS208のテールランプの赤とボディの青のメリハリ感がはっきりと表現されています。

 

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最後に同じBRZのボディサイドを撮影してみました。正面のSTIロゴがボディ前方のボケもあいまって存在感を感じさせます。

 

まとめ

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購入前からとても楽しみにしていた機能でしたが、実際に試してみると非常に写真を撮るという行為が楽しくなる機能でした。これらの写真は撮影時に露出を少し落とす事以外は何もせず撮影・掲載しましたが、スマートフォン一台でこれほど手軽に撮影できてしまい、私自身もデジイチを持っていった理由を考えてしまう始末。ポートレートモードは利用する際に被写体との距離が限定されるという特性上、被写体を選ぶ機能ではあるかと思いますが、個人的には思っていた以上にすごいと思わされる機能でした。

 

 

 

 

AKG N30 レビュー 爽やかな音のハイブリッドホン

 

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久々にイヤホンレビューです、「装着感がいい外使いホン」を探した結果購入となったこのイヤホン、早速紹介していきます。

 

AKG N30 

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オーストリアの名門音響機器メーカー、AKG。アニメ「けいおん!」で秋山澪さんが劇中で装着していたことから「澪ホン」と呼ばれているヘッドフォンの名機K701、イヤホン界でも確固たる地位を築いている数少ない名機に名を連ねるK3003など数多くのヘッドフォン・イヤホンを世に送り出しているメーカーですが、そんなAKGの中でも”新プレミアムライン”として展開されているのがNシリーズです。

 

www.youtube.com

最近ではN5005と呼ばれる新たなハイエンドモデルも発表されましたが、今回購入したのはN30というモデル。現状Nシリーズで展開されているモデルの中で最上位モデルとなるN40と同様に1BA+1DD構成ながら音のチューニングや筐体の素材、付属品など細かい仕様が異なっており、N40よりも1万円程度安価な価格設定となっているモデルです。

 

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今回購入したのは「マットブラック」と呼ばれるカラーのモデルですが、N30には「サテンシルバー」と呼ばれるカラーもラインナップされています。シンプルで無難なデザインのため誰にでも受け入れやすそうです。

 

付属品・外観

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付属品はイヤーピース(XS/S/M/L)・フライトアダプター・クリーニングツール・メカニカルチューニングフィルター。

 

f:id:nullgadget:20180129150514j:plainキャリングケース

 

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リモコンマイク付きケーブルといった内容、リモコンマイク無しケーブルは付属していません。

 

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ケーブルは分岐部から下が布巻きとなっており、ケーブル自体の適度な太さと相まって絡みにくい印象です。

 

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リモコンマイクはスイッチの切り替えによってAndroidiOSどちらにも対応するタイプの物が採用されています。

 

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ケーブルを取り外すと左右識別が容易にできる色分けがされており、イヤホン筐体側とも同じ色とあって純正ケーブルらしい親和性の高さを感じます。

 

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MMCX端子が採用されていており一見するとリケーブルが容易にできそうに思えるN30ですが、他のケーブルを装着しようとすると本体とケーブルのオス端子側が干渉してしまうため、リケーブル時には注意が必要な模様です。実際に私も手持ちのBrise Audio STD001で試してみましたが装着できませんでした。

 

 仮にリケーブルするとなると手堅い選択肢となるのがAKG純正のアップグレードケーブル。端子は3.5mm 3極/2.5mm 4極の2モデルがラインナップされています。

 

 

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筐体は上位モデルのN40はフェイスプレート側がクロム仕上げとなり華やかな印象を受ける一方で、N30はマットブラック仕上げで精悍な印象。ただ、プラスチック感を強く感じる事もあってそこまで高級感は感じません。

 

また、非常にコンパクトな耳掛けホンのため耳への圧迫感も少なく装着感は良好ですが、個人差を考えるとこの手の耳掛け型イヤホンを購入する際には装着感の確認も含めて試聴することが望ましいのは言うまでもありません。本体下部にはベントがあるため音漏れ耐性もそこまで高いわけではなく一般的なレベルです。


 

メカニカル・チューニング・フィルター

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N30で特徴的な機能がこの「メカニカル・チューニング・フィルター」と名付けられたフィルター交換機構。 AKGのフラッグシップモデルであるK3003やNシリーズの上位モデルであるN40でも採用されている機構で、音の好みに応じてフィルターを交換できるといった機構です。N30では"REFERENCE SOUND"・"BASS BOOST"の二種類のフィルターを選択できます。

 

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上が "REFERENCE SOUND"、下が"BASS BOOST"の各フィルターですが、裏側から透かして見ると確かに違います。

 

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フィルターを外すとすぐにBAが顔を覗かせます。フィルターなしでもイヤーピースをつければ普通に聴けてしまいますが、内部機構を痛めるリスクがあるので避けておきましょう。

 

聴いてみた

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再生環境はONKYO DP-X1 or LG V10に直挿しです。

 

akg.harman-japan.co.jp

フラッグシップモデル「K3003」、上位モデル「N40」同様、電気的なネットワークを一切使用すること無く、アコースティックにチューニングしているため、ハイブリッド方式でありながら、自然な音のつながりを実現いたしました。

 

この手のマルチドライバーイヤホンはドライバー間のネットワーク回路を用いて音の煮詰めを行っていくのが一般的ですが、AKGはK3003 ・N40、そして今回レビューしているN30のチューニングにおいては電気的なネットワークを一切使用せずにチューニングを行っているそう。そのため「自然な音のつながりを実現した」とのことですが、実際に聴いてみると言葉の意味を察することができます。誤解を恐れずに書くと、全ての音を意地でも解像しようとする音作りというよりは分離感のいい優秀なシングルドライバー機の音のような「ある程度の音のまとまり感」を感じる鳴らし方で、どの楽器の音も100%聴かせようとするタイプの音ではないなと感じています。

 

その上でまずは"REFERENCE SOUND"フィルター装着時の音の印象ですが、一言で言うとスッキリ系の少しハイ寄りなサウンド。シャープさを感じる高域は人によっては刺さり感や暴れ感を感じるかもしれませんが、非常に抜けが良くとてもさっぱりとした印象を受けます。ただ、音の硬さはモニター的な退屈さを感じさせる程ではありません。

 

中低域も同じような印象で筋肉質な硬めの音、低音のレスポンスは良い一方で広がり感を感じさせるタイプの低音ではありません。アニソンリスナー的にはボーカルが迫ってくるというよりはすっと浮き上がってくるような鳴らし方で音楽を気持ちよく聴かせてくれるタイプの音です。

 

一方の"BASS BOOST"フィルター装着時の音の印象はまさに「ベースブースト」。REFERENCE SOUND時よりもベースラインがくっきりとして、ドラムの押し出し感も強くなっています。ただ、面白いのがREFERENCE SOUND時に少し暴れ気味にも感じてしまうほどだった高域が抑えられることで聴きやすい音に変化するため、長時間のリスニングであればむしろこちらの方がいいのではないかと思ってしまう点。硬めの音のDAPを使っている方であれば低音過多になることもなく、コレはコレでアリなサウンドバランスだと思います。

 

また、N30はバンド・アイドル系のアニソンよりも個人的にはボーカル曲を聴くのがお気に入りです、特にREFERENCE SOUND時には顕著に。具体的には水樹奈々さんの深愛やPoppin'Partyの楽曲走り始めたばかりのキミに大塚紗英さんが歌うアコースティックバージョン(重要)がいい。この二曲、全然違う曲じゃねぇかという意見は無しでお願いします。

深愛

深愛

 

 

最後にN40との比較ですが、音の艶感や細かい部分の解像感など、正直なところN30とN40の間には価格なりの音の差もあると感じました。良くも悪くもN30の方が荒削り感のある音のため、予算や音の好みなど実際に聴き比べてみるのがやはりいいと思います。予算無制限なら正直N40を買っておいた方がいいかもしれません。

 

まとめ

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見た目も音もクールなN30、装着感も良くケーブルの取り回しもいいため生活に良く溶け込んでくれています。ただ、フィルター交換とイヤーピース交換、さらに選択肢は限られるもののリケーブルと細かい部分を詰めていくことでチューニングをさらに追い込んでいけるオーディオ的な楽しみも備えた一本だと思います。ハイエンドイヤホンを持った方の普段使い用イヤホン的な立ち位置もアリでしょうが、約3万円と「いいイヤホンを初めて買いたい」と思った方が手にするにも手が届かなくはない価格でもあるため、さっぱり系サウンドが好きな方にはこの価格帯の選択肢となりうる一本かもしれません。

 

 

 

 

(2018年 1月新車)トミカプレミアム NO.4 日産 レパード

 

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2018年1月のトミカ、2台目はこのクルマをご紹介。

 

トミカプレミアム NO.4 日産 レパード

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「あぶない刑事」シリーズの劇中車として登場するなど根強いファンを持つのがF31型レパード。私自身は馴染みが薄い一台とあって、この記事を書くにあたって少しばかりこのクルマについて調べてみたのですが、全車6気筒エンジンを搭載・2ドアクーペ・FRとなかなか魅力的なクルマですね。ソアラのライバルモデルだったと言われると納得です。


オーナーさんの愛を感じるレパードについてまとめられた記事を発見したのですが、今回トミカとなっている一台と同じカラーリング。あぶない刑事に登場したレパードも今回のトミカと同じカラーリングを纏っていたんですね…。

 

これまで触れる機会がなかったクルマにトミカを通してまた触れることができました。

 

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フロントから。最近のクルマのような押し出し感をやたらと強調したフロントフェイスではなく、とてもシンプルでスマートなお顔です。細かい塗り分けなんかは流石のプレミアムです。

 

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サイドから。最近はめっきりラインナップされなくなったツートンに塗り分けられたボディ、フロントからリアまで嫌味なくスマートなデザインで率直にかっこいい…。

 

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リアから。これまたスマートなデザインですね、テールランプや細かいエンブレムの仕上げはやはりトミカプレミアムらしさを感じます。

 

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クーペボディのトミカにはよく似合うドア開閉アクション、ドアを開けると内装も堪能できますね。ベージュカラーの内装がボディカラーと相まってとてもエレガントな雰囲気を醸し出しています。

 

大人のクーペ、また一台憧れのクルマが増えた気がします。

 

まとめ

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トミカプレミアムシリーズでは数多くの名車がトミカとなって蘇ってきますが、それを買い集めることでこうして様々なクルマに触れる機会が増えることは喜ばしい限りです。今回扱ったレパードもこれまでは全く無知なクルマでしたが、今回の記事を書くにあたって調べているととても興味深いクルマだなと気付かされました。また個人的にも少しレパードについて調べてみたいなと思います。

 

もちろんトミカとしての出来は抜群、ファンの方にはたまらない一台だと思います。

トミカ トミカプレミアム 04 日産 レパード

トミカ トミカプレミアム 04 日産 レパード