IE800を買ってしまった。
どうも。
前回のこの記事を書いた翌日、eイヤへ行ってきました。
で、清水の舞台から…
飛び降りました。やってしまった。。。。
中古ですが、オーディオに投資した最高額を楽々と更新してしまいました。せめてもの救いは中古5%offの日だったこと。5%がとても大きく感じましたよ。もう財布は空っぽです…
開封
ふぁー。目の前にあるのが未だに信じがたい…
本体/延長ケーブル以外の付属品はこんな感じ。イヤーピースは標準S/M/Lとその中間サイズにあたるオーバルタイプが2ペアです。
やはり気に入っているのがこのポーチ。本体ケーブルと合わせられた緑のステッチも好きですが、やはり魅力は…
シリアルナンバー。。今回は運良くそこそこ新しめの個体を入手できました。あと、IE800はHD800と同じく生産までゼンハイザーの本社があるドイツで行われています。”MADE IN GERMANY” 最高の響きですね()
反対側はこんな感じ。
セラミック製のハウジング。イヤホンでなく宝石のような美しさ。ブラッククロムの深い艶が…。。
(sennheiser japan HPから。)
ハウジング後部に設けられたチャンパー。美しい。一見ここから音漏れしそうですが、実際はそこまで音漏れは気になりません。
(sennheiser japan HPから)
ケブラー繊維入りのケーブル。頑丈そうな上、取り回しもかなり良く、何より美しい。
Y字分岐部で本体側と延長ケーブル側が分離します。
結合部にもSENNHEISEERのロゴが。凄まじい凝りようです。
聴いてみた
もはや書く必要すら無い気がしますが、音。控え目に言っても最高です。締りがありながらもD型らしく低域まで深く沈み込む低域。凄まじいまでの空間表現。ボーカルの音像がはっきりと浮かび上がってきます。確かに他のイヤホンに比べると少しばかりの刺さりは感じられますが、高域の抜けの良さはすごい。また、バックでオケが入る楽曲なんかは今まで筆者が聞いてきたマルチBA機とは一線を画す表現力です、すごい。
結局のところ、「音楽をイキイキと奏でてくれるイヤホン」という表現がぴったりかなと思います。闇雲に解像度や迫力を追い求めているのではなく、”音楽を音楽として耳に届けてくれる”、そんなイメージです。
まとめ
正直、万人に勧められるイヤホンではありません。非常に高価な上にケーブルの硬化という持病も抱えています。*1それに、装着感・音はかなりシビアにイヤーピースで左右されます。*2また、ケーブルが比較的短く、持ち運びやすいのはありがたいのですが、筐体同士がぶつかった時の『カチッ』という音が精神衛生上良くないので、ポケットに突っ込んでおけるような手軽さもないです。
でも、圧倒的な高解像度と自然さを備え持つサウンド、細部から感じさせるプロダクトとしての完成度の高さを前にしてはそんな欠点ははっきり言ってどうでもいいのです。
IE800は究極の『音楽鑑賞用』のイヤホンだと思います。本当に音楽性が高い音。でもやりすぎ感が無いのが素晴らしい。これが老舗SENNHEISERのフラッグシップたる実力なんでしょうね。聴いていて幸せになれます。
つらつらと書いてしまいましたが、IE800、最高です。
※2017/5 追記
この記事への多数のアクセスありがとうございます。
その後、2016年の末にIE800を8ヶ月ほど使い込んだ上での感想を書きました。以下の記事でも書いていますが、IE800は唯一無二の音を奏で、ハマれば本当に末長く愛せるイヤホンだと思います。
実際に他のイヤホンへの興味を失ってしまうほど私自身はこのイヤホンに惚れ込んでしまいました。もしあなたが金額面でIE800の購入を迷っているのであればぜひ背中を押したい、本当に素晴らしい音楽との日々が待っていますよ。
そしてあまりに愛しすぎた結果、 MMCX化に踏み切ってしまいました。
これはお世辞にも万人にお勧めできるメニューではありませんが、IE800のポテンシャルに今も驚かされ続けるばかりです。
よろしければこれらの記事もご覧ください。私のIE800への愛が伝われば幸いです(?)
追記終