(2017年 3月新車)トミカ NO.2 スバル WRX S4 覆面パトロールカー
2月は諸事情で書けなかったトミカ新車の紹介、今月からまた再開です。
というわけで今月は少々マニアックな気もする一台を。
トミカ NO.2 スバル WRX S4 覆面パトロールカー
2014年に発売された伝統あるWRXの名を持つスポーツセダン、WRX S4。スバル伝統のEJ20を積んだWRX STIとは異なり新世代の直噴ターボFA20を搭載し、組み合わされるトランスミッションも日本ではCVTのみであったり、EyeSightを搭載したりと、発表当初はこれまでのWRXシリーズとは一味違うスポーツセダンといった印象を受けた一台でした。最近ではSTIコンプリートモデルのtSが発表されたり、オートサロンでは後期型ベースのSTI Sportのコンセプトモデルが発表されたりと、今後の動きも楽しみな一台でもあります。
そんなWRX S4の覆面パトカーも全国的ではありませんが実際に活躍している模様。クラウンやマークXとは違いかなり秘匿性が高そうなクルマなので結構怖いですね。
サイドから。後述しますがNO.112のWRX STIの金型を一部改修してこのモデルが誕生していると思われるので、羽無しWRXのトミカでの登場を期待していた私自身とても嬉しいです。VA系WRXのみならずWRXのアイデンティティーとも言えるブリスターフェンダーがかっこいい。このシルバーもボディラインの抑揚感をよく表現してくれているように感じます。
リアから。リアウイングが無いためか、かなりスッキリした印象です。写真では写っていませんが六連星だけではなく最近のトミカらしく「WRX S4」等のリアエンブレムもバッチリ再現されています。
覆面パトカーの印とも言える赤色灯ももちろん再現。赤色灯が輝くS4の姿は正直拝みたくないですね。
No.112 WRX STIとか、他のスバル系パトカーと
先述した通り今回のS4のトミカのベースはNO.112で併売されているWRX STI Type-S。実車でもS4とSTIはドライブトレーンや細かい装備以外は基本的に同じ車台をベースとしたクルマなので、ある意味賢いバリエーション展開かもしれません。
リアから。シャークフィンアンテナやディフューザーなど、リアウイングの有無以外には基本的に同じように思われます。
フロントから。WRX STIの登場時にあったSTIエンブレム用と思われるフロントグリル内の台座のようなモノも健在です。
リアから。分かりにくいのですがS4にはWRX S4のエンブレムが、STIにはチェリーレッドのSTIエンブレムがしっかりと再現されています。
エンジンルーム、当然とは言えますが同じモノです。ただ、WRX STIはEJ20を搭載する一方で、WRX S4はFA20を搭載しているため実車のエンジンルームの雰囲気はかなり大きく異なっています。トミカではEJ20を再現しているように思われます。S4に搭載される直噴ターボFA20エンジンは最高出力300馬力を発揮。怖いです。
手元にあったレガシィB4のパトカーとも。このB4は現在主流のFAエンジンではなくEJ25を搭載していますね。旧世代のエンジンとはいえ最高出力は285馬力と、普通のクルマであればあっさりとヤラレてしまうことでしょう。
手元にあった他のスバル系パトカーと。BH型レガシィとGD型インプレッサWRXですね。こうして見ると色々な意味で年月の差を感じます。
まとめ
発表当初はかなり絶妙なチョイスだなぁと思った今回のS4覆面。シンプルなセダンボディのトミカの新車自体が久々な気もするのですが、個人的なスバルへの思い入れも含め、シンプルですがお気に入りの一台になりそうです。パトカーだからと敬遠されている実車派な方もいるかもしれませんが、WRX S4のトミカとしても十分に愛せると思います。