トミカギフト SUBARU COLLECTION
6月のトミカウィーク、今月はギフトセットをご紹介。
トミカギフト SUBARU COLLECTION
テーマに沿った車種セレクトでおなじみのトミカギフト。「ランボルギーニセット」や「栄光のGT-Rセット」など特定のメーカー/車種に特化したセットが現在も販売されていますが、今回はSUBARUに特化した車種セレクトで登場。完全に私得ですね。車種ラインナップはこの4台、BRZが先月発売された後期型ではなく前期型だったり、トミカショップオリジナルの一台とかなり雰囲気が似たBM型レガシィB4のパトロールカーだったりと今更感を感じる車種がちらほらといったイメージですが、
と、結構考え抜かれたラインナップのような気もします。「街中でよく見るフォレスター」というチョイスも個人的にはアリだった気はしますが…
早速一台づつ見ていきましょう。
レガシィB4 パトロールカー
まず一台目はレガシィB4のパトロールカー、カラーリングは警視庁仕様です。街中で結構見かける機会も多いですが、285馬力のEJ25ターボエンジンを搭載していると考えると追われたくないパトロールカーの筆頭格かもしれません。
以前も当ブログで紹介したトミカショップ限定のレガシィB4 パトロールカーのある意味バリエーション版といっても差し支えないでしょうか。
よく見ると以前の神奈川県警仕様はソリッドホワイトでしたが、今回の警視庁仕様はパールホワイトでした。
個人的には素のレガシィB4セダンのターボ版ボンネット仕様の新カラーバリエージョンを出して欲しかったのは確かなのですが、いずれにせよ街中でお目にかかる機会の多いスバル車であることには間違い無いのでこのセレクトには納得です。
インプレッサ WRX STI (GRB型/WRカー仕様カラーリング)
スバル=WRブルーという黄金の組み合わせを体現している一台だなと個人的に思ったのがこのインプレッサWRX STI、しかもWRCに出場していたマシンと同じカラーリングです。ホイールもゴールドだったらある意味完璧だった気がしますが、ホワイトのホイールもラリーカーらしさが出ていて素敵ですね。というか、トミカのホイールでホワイトは結構珍しい気がします。ナンバー・555でWRカーのレプリカとして街中を走っていそうな雰囲気ですね。
通常版のGRB型インプレッサWRX STIのトミカよりも明るめの青です。実車のテールランプはクリアーレンズですが、今回のモデルは赤ですね。
同じカラーリングのNO.7、WRX STI 4door グループR4仕様と。妙な安心感を感じます。
3台目インプレッサWRX STIの5doorモデルは最後に世界ラリー選手権に参戦したスバル車ですし、カラーリングも含めてこちらも順当なセレクトかもしれません。
SUBARU BRZ (前期型)
先月後期型のトミカが発売されたばかりのBRZ、不思議な話ですが今回のギフトセットでは前期型がラインナップされています。カラーはガンメタ、いまいち新鮮味に欠ける印象です。引き締まった印象でかっこいいので文句はないですが。
86/BRZの後期型も少しづつ増殖してきているのは事実ですが、やはり街中で見かける86/BRZはまだまだ大半が前期型。身近に感じられるスバル車としてのチョイスとして今回の前期型が選ばれたのでしょうか、そういうことで納得しておこうと思います。とはいえ、一実車ファンとしては前期・後期問わず新たにBRZのトミカにバリエーションが増えたことは率直に嬉しい限りです。
WRX STI Type S
来週にD型への大型マイナーチェンジを控えたVAB型WRX STI。とはいえ、もちろんトミカは前期型がベースとしてモデル化されているので今回登場したのも既存の前期型VABのカラーバリエーションモデルです。鮮烈な赤、目の覚めるような赤です。そしてボンネットの大型エアインテークとリアの大型リアウイング、WRXのアイデンティティーですね。WRX といえば先日のニュルブルクリンク24時間レースでは惜しくもマシントラブルでリタイア、SP3Tクラス三連覇はなりませんでしたね。また来年、進化を果たしたマシンでニュル24時間に挑戦してくれることを期待しましょう 。
インプレッサ系から独立しV系(VAB/VAG)となったWRX。同じくV系モデルであり(VMG/VM4)様々な部分を共有するレヴォーグもトミカで販売されていますが、初回特別仕様は同じく鮮烈な赤でした。というわけでツーショットを。
8月には新型インプレッサのトミカも登場しますが、それに伴ってレヴォーグのトミカは廃盤になる模様。欲しいけどまだ買ってないという方はお早めに。
ちなみに私はコレが欲しいです↓
が、このWRX、記事執筆中に気になったことが。
WRXのグリルが違う…?
この写真、右側は普段よくこのブログにも登場してくれている初回ロット生産のWRX STI Type Sのトミカで、左側はここまで紹介してきたSUBARU COLLECTIONのWRX STI Type Sのトミカなのですが、よく見るとグリルとバンパーのメッシュ部分の意匠やグリルのエンブレム台座部分の処理が異なっているように思います。具体的には、青のWRXの方がよりメッシュがきめ細かい印象を受け、グリル内の実車ではSTIエンブレムが鎮座している台座部分も、青のWRXではかなりハッキリと表現されていますが赤のWRXではあまりハッキリとは表現されていないように思われました。グリル下縁の広い範囲にまで黒塗装がなされているのはやはり赤モデルだけです。
この二台はいずれも初回ロット生産のWRXたち。黒モデルもわかりにくいのですが、青と同じくメッシュ部分が今回の赤いWRXよりもきめ細かく、エンブレムの台座部分もハッキリと確認できます。
一方、この写真の左のモデルは以前にもこのブログで取り上げた2017年3月新車のWRX S4 覆面パトロールカー。実際に赤のWRXと青・黒のWRXと比較すると、ややこしいことにメッシュの細かさもエンブレム台座部分の再現度合いも赤のWRX以上、青・黒のWRX以下という印象を受けました。これを個体差と受け取っていいのか、はたまた本当に金型に改修が入ったのか。真相は謎です。ただ赤のWRXと青のWRXではやはり明らかに違う気がしてなりません…
ボンネット開閉率75%
スバル車のトミカはやたらとボンネット開閉アクション付き率が高いですが、それを象徴しているかのように今回の4台のうち3台はボンネットが開閉します、75%。水平対向という独自のパワーユニットを採用しているクルマたち故、トミカとしてモデル化される際にもその辺りは考慮に入れられているのでしょうかね。というか、このスバル車の開閉アクション付き率の高さはどう考えても意識的なものでしょうね 笑
まとめ
SUBARU COLLECTIONというなんとも私得な企画を立ててくれたタカラトミーさんには勝手に感謝です。今更感の強いラインナップではありますが、よくよく考えると結構考え抜かれた(であろう)モデルチョイスに納得してしまってますね。ただ、8月に登場する新型インプレッサを先行でラインナップ! なんて衝撃的なニュースがあればもう少し面白かったような気がします。