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MADOSMA Q501 ハードレビュー 質実剛健さを感じる外観

どうも。久々の記事です。

 

さて、今回はこちら、、

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国内に久々に投入されたWindows PhoneであるMADOSMA Q501をハード的な観点から見ていきたいと思います。

 

その前に軽くイントロダクションを…

MADOSMA誕生

 

現在、日本のスマートフォン業界はiOSAndroidの二強状態。実際、これらのOSは完成度も高く非常に安定しており、普通に使う分には何ら問題はないです。

 

しかし、遡ること約5年。auが発売したのが…

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富士通が開発したWindows Phone 7.5 (Windows Phone OS7.1)搭載のスマートフォン、IS12Tです。要するに、Microsoftがモバイル向けに開発したOS、”WindowsPhone"を搭載したスマートフォンです。当時、世界初のWindows Phone7.5を搭載したスマートフォンとして発売され、かなり期待値は高かったのです。が、商業的には失敗作であり、その後国内で正式にWindows Phoneが販売されることはなく、一部のマニアが個人的にLumia等のデバイスを輸入して遊ぶといった具合の存在となっていました。

 

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しかし、2015年。MVMOの普及によるSIMフリースマホ戦国時代の中で、日本のマウスコンピューター(現在のマウス)がWindowsPhoneの開発を表明。

2015.02.23 ニュースリリース|マウスコンピューター、Windows Phone ベースのデバイス開発契約を締結し、開発着手のお知らせ|マウスコンピューター

 

 

その後国内で販売を開始したのが、MADOSMA Q501です。IS12Tから約4年での、日本市場へのWP復活でした。

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現在ではVAIO Phone BizやNuAns NEO、KATANA01/02など多数の日本メーカーのWPが市場に出回っていますが、それらの礎を築いた存在ともいえるのがこのMADOSMA Q501です。個人的にもかなり注目していたため、いつかは手にしたいと思っていましたが、今年初めに中古で安く入手できました。

 

ハードウェアを見てみる

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ディスプレイは5.0インチHD。普段XperiaiPhoneといった端末を使いなれていると確かに荒くは感じてしまいますが、普通に使う分には何ら不満はありませんし、実売価格が約3万円と考えると発色も良くかなり満足度は高いです。

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個人的に気に入ってるのがこのタッチキー。最近のWPではオンスクリーンキ一が一般的ですが、Windowsマークが光っている姿を見る度に何となく「WindowsPhoneを使っている」という喜びを感じさせてくれますね、ライト自体は一瞬で消えてしまいますが。

 

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200万画素のインカメラも搭載。ただ今現在、国内でWPを使っている変わったユーザーに需要があるのかは…ですが

 

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裏側。プレーンなデザインです。これといった特徴はないですが、グリーンのロゴがいいアクセントになってます。

 

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表現するのは難しいですが、写真のようにややパールっぽい処理となっているのは好印象です。ベタ塗りよりも多少ではありますが高級感が感じられますし、何よりガラスなどの素材に比べて指紋が目立ちにくく仕上がっているのがありがたいです。この辺りは、変に背伸びせずに実用的な端末を仕上げてきたマウスの判断を支持したいですね。

 

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下部にはスピーカー搭載。

 

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民間用はクリーンなホワイトカラーですが、法人用にブラックモデルも存在します。個人的にはブラック&グリーンで引き締まった法人カラーが気に入っているのですが…

 

 

 

また、バックカバーにはブルーとオレンジが用意されています。個人的にはさらなるカラバリに期待しています。

 

バックカバー、そう…

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最近のスマートフォンでは珍しくバックカバーの取り外しが可能です。そのため、カバーの交換でカラーバリエーションが楽しめます。そのため…

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 バッテリーも取り外し・交換可能。2300mAnですね。標準的な容量ですが、OS自体が良くできていて、バッテリー持ちはかなり良好です。ただ、この辺の話は次回。

 

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バッテリーを外すと技適マーク。Lumiaは技適認証を取得していないので、堂々と使う事に抵抗を持つ方もいたはず。技適取得にはかなりのコストが必要ですが、本機は国内メーカー機という事もありしっかりと取得されています。

 

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上部にはSIMスロットとmicroSDスロット。普段はこのような様子ですが…

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SIM/SD入れ替え時にはパカッと持ち上げてこんな感じに。ちなみにSIMサイズはmicroSIMです。

 

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メインカメラは800万画素。

 

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端末上部にイヤホンジャック・microUSBポート。こう見ると本体からカメラ部が飛び出しているのが気になりますが、実際の使用時にはあまり気になりません。また、上部にイヤホンジャックがあるのは個人的には嬉しいですね。

 

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右側、Xperia Z5との厚み比較。わずかにZ5の方が薄いですが、MADOSMAが厚ぼったいと感じる事はありません。

 

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そしてMADOSMAはとにかく軽いです。普段、筆者が使っているXperia Z5が154gなのに対し、MADOSMAは125g。スペックシート上でも約30gの差があるわけですが、実際に持ってみるとそれ以上の差を感じます。ただ、ずっしりとしたいい意味での重みは感じられません。しかし、高級感をこの端末に求めるのはナンセンスでしょうね。

 

まとめ

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国内に久々にWindows Phoneとして投入され、かなりの注目を浴びたMADOSMA Q501。その注目度合いの大きさの一翼を担ったのが約3万円という安価さだと思います。その価格のなかで高級感を求めるのはかなり無理があると思いますし、実際に高級感はあまり感じられません。ただ、発色の良いディスプレイや汚れの目立ちにくい背面、非常に軽い本体などと、質実剛健で素性の良いスマートフォンに仕上がっていると感じました。