格安で3ドライバーな中華ハイブリッドホン PMV A01 レビュー
どうも、IE800を断線させてしまった管理人です。
あまりに突然すぎて…。なんだかIE800に申し訳ない気分です。また修理し次第、ここにも書こうかと思っています。
さて、今回は中華イヤホンのレビュー。こちらです。
PMV A01
筆者自身も聞いたことのなかった中国のPMVというメーカーのA01というイヤホンです。購入は以前Auglamour R1の時もお世話になったHCKさんで。現在はこのA01の後継機にあたるA01 MK2が販売されています。
A01 MK2はこちら。
まぁ、筆者がしばらくこのイヤホンのレビューをさぼってる間に後継機が出てしまったわけです。。
さて、このイヤホンはわずか70~80ドル程度で販売されているにもかかわらずBAが2発とダイナミックドライバーを1発搭載したハイブリッドイヤホンです。同じ構成の中華イヤホンにLZ A3なんかがありますよね。今回、後述しますが質感もかなり良さそうに見えたため筆者はこのA01を購入してしまいました。
フォトレビュー
形状は一般的なイヤモニタイプ。装着感もShureやWestone等の純粋なモニターイヤホンほどではありませんがかなり良好で安定してくれます。またシェルの黒い部分はラバーのような素材です。
ステムにはご覧の通り金属が使用されています。
付属品。イヤーピースS/M/Lサイズとダブルフランジ、イヤーフックとポーチです。
ちなみにこのポーチ…
内側がかなり強烈な色使いです 笑 この辺りは中華イヤホンらしさを感じますね。
ケーブルの皮膜はプラグ部から分岐部までは布巻、分岐部からイヤホン本体までは一般的なゴムとなっています。布巻のケーブルは高級感があって個人的には好きなのですが、このイヤホンの場合はケーブルがかなり太いので正直取り回しは良くありません。
プラグと分岐分のパーツは金属です。そんなに金属的な主張はしていませんが個人的には好きですね。
聴いてみた
ちなみに200時間ほど鳴らし込んでいます。やはりマルチBA機やハイブリッド機にはエージングが必要なようで、以前所有していたUMPro30が落ち着くまで200時間程度の鳴らし込みが必要だったようにこのA01も当初は若干ごちゃごちゃした印象を受けましたが現在ではかなり落ち着きました。
その上での音の傾向ですが、音場は狭めでかなり中高域寄りの音を鳴らしてくれます。高域は個人的にはオーディオテクニカのCK10を大人しくしたような印象に感じます、人によっては刺さると感じるかもしれません。一方の低域はダイナミック型らしい自然な鳴り方ですがかなり締まっていてあっさりしている印象です。また、分離感がかなり良いのは個人的にかなり好みです。
中高域の張り出しがかなり強めなのでジャンル的には女性ボーカルが合うのではないでしょうか。個人的にはアイドルマスターのソロ曲*1でボーカルを堪能するにはかなり合うと思っています 笑
また、かなり上流の変化に敏感です。スマートフォン直挿しとPHA-2等のパワーのあるアンプを間に挟んだ環境とではかなり低域の厚みが違うように感じたので、比較的パワーのあるプレイヤー・アンプとの組み合わせがいいかもしれません。
まとめ
格安で3ドライバーハイブリッドという構成と見た目のかっこよさにやられて購入したPMV A01。約1ヶ月付き合っていますがすっかり中高域の張り出し感がクセとなってしまいました。正直好き嫌いの分かれる音ではあると思いますが、装着感もかなり良いのですっかりお気に入りとなっています。この手のハイブリッド機としてはかなり格安なので気になった方にはオススメです。
では。
*1:特に雪歩のALRIGHTとか、すごくいい