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KZのZS5/ZS6用Bluetoothケーブルを買ってみた

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KZ ZS5くん、相変わらず優秀なサブ機として活躍してくれていますが、AliExpressでZS5用の面白そうなブツを見つけたのでお試し感覚で買ってみました。

 

※本記事は技術基準適合証明未取得の機器の日本国内での使用を推奨するものではありません。※

 

KZ ZS5 Wireless Bluetooth 4.2 Cable

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Apple製品のような白いパッケージに入って届いたのが今回購入したKZ ZS5用Bluetoothケーブル。ZS5だけなく、同じ0.78mm 2ピン端子を採用しているKZ ZS6やZS3にも対応しているようです。国内でも販売されているKZ ZSTは0.75mm 2ピン端子を採用していますが、ZST・ED12用の0.75mm 2ピン端子版も販売されているようです。

 

今回私はAliExpressのHCKさんから購入しましたが、Amazonでも販売されており比較的簡単に入手できます。

 

 

既存のリケーブル対応イヤホンをBluetooth化させるケーブルは国内でもSONYやWestoneがMMCX対応ケーブルを販売していますが、どちらも評価が高い製品とはいえ安価とはいえない価格。そんな中で1000円程度で同じような性格を持つ製品が買えてしまうのは非常に面白いですね。 

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パッケージには詳細なスペックが書かれています。

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内容物はBluetoothケーブル本体・充電用micro USBケーブル・ユーザーガイド(中国語/英語)。

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ユーザーガイド内にはapt-X対応と記されていますが、実際にXperia Z5やLG V10、DP-X1といった手持ちのapt-X対応機器と接続してみても、apt-Xでの接続時に本来は出る「apt-X対応機器と接続しました」という旨の表示はありませんでした。 

本体

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操作用コントローラー、お世辞にも高級感があるとは言えない質感です。電源OFF時に再生/停止ボタンを長押しすることで電源ONとなり、さらに長押しを続けることでペアリングモードとなります。

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コントローラー裏側。

 

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充電は本体のmicroUSB端子を介して行います。撮影中に端子カバーがちぎれてしまいましたが実際には端子カバーは本体側と一体であるため、失くす心配はなさそうです。破損する心配はありますが…

 

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また、iOS端末ではバッテリー残量表示にも対応。安価ながらもしっかりと対応しているのはありがたいですね。

 

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 実際にKZ ZS5を装着した様子がこちら、個人差かもしれませんが少しケーブル自体が長すぎて鬱陶しく感じてしまいました。

 

聴いてみた

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Xperia Z5やLG V10など手持ちのデバイスBluetooth接続して聴いてみた印象ですが、あまり音質面での期待はしないほうがいいかな…というのが率直な感想です。

 この記事でも触れている通り普段はKZ純正のアップグレードケーブルを使用してZS5を使用しているのですが、このアップグレードケーブルがかなり優秀ということもあり、今回紹介しているBluetoothケーブルを通して聞くZS5の音には若干の荒さを感じました。特には高域の荒さがかなり出てしまい、少しシャカシャカとした耳当たりの悪い音となってしまっている印象を感じます。低音のボワボワ感も少しイマイチ。

 

一方の接続安定性は思っていたほど悪くはないかなという印象です。以前使用していたBeoplay H5のような高価格帯のBluetoothイヤホンと比較すると、何かのタイミングで一瞬接続が途切れたりということはありますが、普段使いできない代物という印象は受けませんでした。ただ、他のBluetoothイヤホン同様に都市部で*1使用している際には少し接続の途切れが目立つ印象も受けました。

 

まとめ

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格安ということもありそこまで期待はしていなかったKZのBluetoothケーブル。実際に手にしてみるとケーブルが長すぎたり、価格なりの筐体のチープさや音質面での不利さといった欠点はあれど、実用品としてはまずまずではないかと感じました。

 

ただ、購入した9月以降、私自身は積極的に利用しているわけではありません。というのも、やはりアップグレードケーブルを装着したZS5の音を知ってしまうと魅力を感じ、その魅力がスポイルされてしまうのもな…とZS5のBT化運用に一考の余地を感じてしまうからです。やはりDAPとの有線接続でどのような音を鳴らすか分かっているイヤホンとなると、音の面ではどうしても普通といった評価となってしまいます。

*2

 

そんなわけで、私自身のBTイヤホン探しの旅に終止符を打つガジェットではありませんでしたが、全体的な音の良さよりも利便性の高さに主眼を置くと悪くないと思いますし、何より安価であるため”遊べるガジェット”としては面白いモノだと感じました。

 

 

※本記事は技術適合認証未取得の機器の日本国内での使用を推奨するものではありません。※

 

 

 

 

 

 

*1:具体的には大阪市内で

*2:私の性格から考えるとメインのBluetoothイヤホンとして考えるには、やはりBT専用モデルのイヤホンを探す方が賢明そうです。iPhone 8 PlusとAirPodsが欲しい。