(2018年 3月新車)トミカ NO.112 ロータス 3-イレブン
3月のトミカ、今月もかなりクルマオタク感を感じる尖った車種チョイスですね。早速紹介していきます。
トミカ NO.112 ロータス 3-イレブン
ライトウェイトスポーツカーの名門といえばやはりロータス。同社の中でももっともハードコアなモデルといえそうなのがこの3-Elevenです。ベースはクーペボディのエキシージながら、ご覧の通りルーフはおろかピラーもありません。KTM X-BOWのような完全なドライバーズカーですね。また、エンジンも900キロ前後の車重ながら同社のエキシージやエヴォーラに搭載されているものと同様のトヨタ製3.5L V6にスーパーチャージャーを組み合わせたハイパワーなエンジンを搭載。その結果、今回トミカの通常版としてモデル化された"3-Eleven ROAD"というモデルでは416馬力を発揮しています。過激としか言いようがないです…。
フロントマスク。ベース車であるエキシージ同様に精悍な顔つきです。ブリティッシュグリーンにイエローのストライプ、ロータスにとって黄金の組み合わせですね。
参考までに現行型エキシージのフロントからの写真も。
サイドから。ピラーも含めルーフが全くないところからもこのクルマの異質さが伝わってきます。リアウイングの存在感もすごいですね。
リアから。ウイングのボリューム感はミニカーとしての安全性との兼ね合いか、少しボリューミーに感じます。リアバンパーの複雑な形状の再現もなかなかのものです。また、ロールケージもしっかりと再現されていますね。
エンジンカバーにもLOTUSの文字が。
2シーターなのが"3-Eleven ROAD"の特徴。後述する"3-Eleven RACE"と呼ばれるハイパフォーマンスモデルは1シーターとなっています。
初回特別仕様
初回特別仕様は赤いボディにゴールドのストライプとなかなか目立つ仕様。ただ、通常版との違いはボディカラーだけの変更だけではありませんでした。
ご覧の通り初回特別仕様は1シーター仕様となっています、"3-Eleven RACE"を模したのでしょうね。この3-Eleven RACEは1シーター化されただけではなくシーケンシャルミッションを搭載し、その上エンジンもさらにハイチューンド版となっており466馬力を発揮するようです。わずか890キロという車重を考えるとスペック的には恐ろしさを感じます。
サイド・リアから。赤/黒のコントラストがかっこいい。
遠い親戚のような…
トミカではこれまでもロータスが登場してきました。その中でも今回の3-Elevenと血筋を共にするのがこの2台。
まずは現在も販売されているNO.10 エキシージ R-GT。今回登場した3-Elevenのベースになっている現行型エキシージをラリー仕様にモディファイしたモデルです。かつてのロータスのF1マシンを思い起こさせるようなブラックのボディにゴールドのアクセントというのがとてもかっこいい一台です。
さらにかつてトミカでもラインナップされていたのが先代モデルのエキシージ S。現在のエキシージがエリーゼと対照的にV6エンジンを搭載しよりハイパフォーマンスモデルという印象が強くなっているのに対して、先代モデルのエキシージは当時のエリーゼのハードトップ仕様という印象が強くなっていますが、トヨタの名機 2ZZ-GE型 1.8L 直4にスーパーチャージャーを組み合わせたエンジンを搭載したりとエリーゼに比べてスポーツ色が強いですね。
様々なエンジン・ボディを纏ったこれらのクルマたちですが、航空機にも使用される接着剤を使用したアルミシャシーを持つという点で、結局のところ祖先となるのは1995年デビューのロータス・エリーゼ。こうして様々なモデルへと派生されていることからもエリーゼの偉大さが伝わってくる気がします。
まとめ
脈々と受け継がれるロータスのライトウェイトスポーツスピリットを強烈に感じさせてくれるのがこの3-Eleven。トミカの中でもかなり特徴的なクルマですが、トミカとしての出来は申し分ないレベルですし、他のロータスのモデルと並べて色々と思いを馳せるのも面白いかもしれません。初回特別仕様の絶妙な差別化も面白いですね。クルマ好きでトミカ好きな方であれば納得な一台だと思います。
トミカ No.112 ロータス・3-イレブン (初回特別仕様)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2018/03/17
- メディア: おもちゃ&ホビー
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