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”Supra is back to Japan Fes”に行ってきました

 

f:id:nullgadget:20190517211649j:plainクルマ好きたちを焦らし続けたA90型 GR スープラ。ついに2019年5月17日に正式発表されました。そんな今日から3日間、お台場のMEGA WEBで開催されている"Supra is back to Japan Fes"に足を運んできました。

 

A90型 GR Supra

f:id:nullgadget:20190517211703j:plain壇上に展示されていたのは3L直6ターボエンジンを搭載する最上級グレードのRZ、カラーは24台限定抽選での販売がアナウンスされたマットストームグレーです。ステージの照明がボディの陰影を浮かび出させておりとても印象的な姿を見せてくれました。

 

f:id:nullgadget:20190517211633j:plainRZに標準装備されるホイールは鍛造19インチ。

 

f:id:nullgadget:20190517212108j:plainリアフェンダーの複雑なラインがトヨタ車とは思えない色気を感じさせますね。

 

f:id:nullgadget:20190517211713j:plainステージ下にはブラックメタリック・ライトニングイエロー・プロミネンスレッドの3台のスープラが展示されていました。いずれも乗り込むことが可能で黒山の人だかり、さすが話題のクルマです。

 

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f:id:nullgadget:20190517211955j:plainライトニングイエローの個体は何とか写真に収めることができました、グレードは258馬力を発揮する2L直4ターボエンジンを搭載するSZ-R。スポーツカーにはビビッドなカラーが似合いますね。

 

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f:id:nullgadget:20190517211928j:plain同じくライトニングイエローでTRDのパーツを纏ったカスタマイズカーも展示されていました。高級パーツが盛りだくさん。

 

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f:id:nullgadget:20190517211912j:plainこちらは織戸学選手監修の下カスタムされたHKSのチューンドA90スープラ、86のデビュー時同様にカスタマイズ業界もしばらくはA90スープラ一色になりそうですね。

 

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f:id:nullgadget:20190517211734j:plainその他にもLM-GTE規定に適合したレーシングモデルである"GR Supra Racing Concept"が日本初展示されていたり、2020年からの参戦が発表されているGT500仕様のGR スープラ、さらにはA90型のデザインスタディモデルであったコンセプトモデル"TOYOTA FT-1"も展示。A90型だけでも圧巻の展示内容でした。

 

A70/A80スープラ

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f:id:nullgadget:20190517213327j:plainイベント名に"Fes"と銘打たれているだけあって会場内はとにかくスープラだらけ。オーナーカーと思われる数多くのA70/80スープラやかつてJGTC/スーパーGTで活躍していたスープラが多くの人の目線を集めていました。

 

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f:id:nullgadget:20190517222800j:plainこんなにオリジナルな状態を維持したA70スープラ、たくさんのオーナーさんからの愛情を受けて幸せなクルマ人生を送っていることでしょう。

 

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 こちらの相当カスタマイズが施されたA80スープラは、以前Twitterでも話題になったトヨタ自動車副社長の友山茂樹氏の愛車でしょう。売上高30兆円企業の副社長の愛車とは思えない「ガチ」なチューンドカー、友山氏のクルマ愛は相当なものなのかもしれません。

 

 

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f:id:nullgadget:20190517212942j:plainスープラは海外でも絶大な人気を誇っていますが、その火付け役となったのはこのオレンジのスープラ。故ポール・ウォーカー氏が”ワイルド・スピード”で駆っていた伝説のチューンドスープラです。その劇中車を再現した一台も展示されていました。

劇中に登場するのは”エアロトップ”と呼ばれるルーフが取り外し可能なモデルでしたが、今回のレプリカは残念ながらそこまでは再現されておらず。日本ではエアロトップは超希少モデルですからね。

 

MAX☆ORIDO's A80 Supra

f:id:nullgadget:20190517215007j:plainさて、そんな数々のスープラたちを差し置いて実は私が一番楽しみにしていたのはこの3台。レーシングドライバーとして活躍されている織戸学選手がご自身で所有されている3台のA80スープラです。極上のA80を3台、変態的…。

 

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f:id:nullgadget:20190517214732j:plain1台は完全オリジナルのA80スープラ、まさに新車同様の極上のコンディション。

 

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f:id:nullgadget:20190517215126j:plainこちらのガンメタリックに輝く磨き上げられたA80はATでターボ仕様、一流のプロレーサーが仕上げた最高に輝く一台でした。

 

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f:id:nullgadget:20190517231407j:plainそしてなんと超希少なエアロトップ仕様、まさに変態的なスープラ愛を感じる個体です…。

 

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f:id:nullgadget:20190517231431j:plainそして真っ赤なA80は626馬力を発揮するこれまた織戸さんのこだわりが詰まりまくった一台。画面の向こうの憧れの存在でしたがついに実物を拝むことができました。

 

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f:id:nullgadget:20190517232031j:plain車高にツラ具合、A80のかっこよさが最高に引き出された至極のチューンドカーでした。見に行ってよかった。

 

 

 

早速のトミカ

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f:id:nullgadget:20190517232232j:plainさらにはこんな展示も。今年8月に早速トミカでもGR スープラがデビュー、試作品が展示されていました。こちらも楽しみです。

 

まとめ

f:id:nullgadget:20190517212119j:plain「平日夕方だし人も少ないだろう」と訪れたのですが大間違い、とにかくたくさんの人でまともに写真を撮るのも困難なほどでした。それだけA90型GR スープラのデビューが多くの人から待ち望まれていたということでしょう。

 

直6ターボを積んだピュアスポーツカーが日本の自動車メーカーから再びデビューする日が来るとは夢にも思っていませんでした。自動運転技術の発達などでさらに「移動手段」としてのコモディティ化が進むであろう自動車産業。そのコモディティ化の最先鋒を走っているトヨタが「嗜好品」として欧州などのライバルを本気で意識した究極の「嗜好品」的なクルマをデビューさせたということは、これからさらに「移動手段」と「嗜好品」としてクルマの二極化が進んでいくということの現れなのかもしれません。

 

クルマ好きとしてはいつまでも「嗜好品」としてのクルマが夢を与える世界であってほしいもの。これから先、このA90スープラがどのようなスポーツカーとして成長し、我々クルマ好きに夢を与えてくれるのかがとても楽しみになったイベントでした。