(2018年 4月新車) トミカプレミアム NO.26 日産 スカイライン GT-R (BNR32)
2018年4月の新車、トミカプレミアムとして登場した2台は日本の自動車史においてとても重要な2台と言えるのではないのでしょうか。
トミカプレミアム NO.26 日産 スカイライン GT-R (BNR32)
GT-R、クルマ好きであれば誰もが憧れるネーミングの一つです。そんなGT-Rの名は現在、第三世代GT-Rと呼ばれるR35型に受け継がれていますが、今回トミカプレミアムとしてデビューしたBNR32型スカイラインGT-Rは第二世代GT-Rの始まりとなったモデルです。
当時、全日本ツーリングカー選手権を征する事を至上命題として開発されたR32。アテーサE-TSと呼ばれる四輪駆動システム、SUPER HICASなどの当時最先端の「走り」に関わる技術。そして、レースレギュレーションが理由となって決められた2,568ccという中途半端ともいえる排気量を持ち、レーシングエンジンとして高出力に対応するための高い強度を誇るために後にチューニングベースのエンジンとしても活躍することとなる名機”RB26DETT”を与えられたR32はデビュー直後からレースにおいて参戦していたシリーズが終了するまでの間に"26戦26勝"と伝説的な速さを見せつけ、その圧倒的な性能はレーシングカー直系の市販車としても日本車の歴史において輝かしい存在となりうるものだったことは現在におけるR32~R34までの”第二世代GT-R”に対する名声を見ても容易に想像できるものです。その中でもR32は「レースに勝つために生まれたクルマ」としてデビュー・活躍してきた歴史があるからこそどの世代からも圧倒的な人気を誇るのでしょうね。
R32GT-R グループAレースデビュー戦【Best MOTORing】1990
このR32のトミカプレミアムとしてのデビューによってR32/R33/R34の第二世代GT-Rは全てトミカプレミアムとしてモデル化されたこととなりました。この事実こそスカイラインGT-Rの圧倒的な人気・その存在の凄さを物語っていると言えるかもしれません。
フロントから。最近のクルマたちとは違いスッキリした顔つきですが、クリアパーツを使用して再現されたヘッドライトなど、なかなかキリッとした印象です。
サイドから。リアウイング以外は派手さを感じさせないデザインのボディながら、中身は当時無敵で最強のクルマ。そのギャップに惹かれます。
内装。インパネ周り再現具合もなかなかのものです。
リアから。スカイライン伝統の丸目4灯テールランプもキリッと再現されていますね。
従来のトミカR32の金型とは違い、今回の新金型ではリアウイングの”抜け”もバッチリです。
というわけで”栄光のGT-Rセット”の一台である以前の金型のR32と。並べてみると新金型R32のリアリティの高さが感じられます。
更に以前の金型のR32も並べてみました。こうして見ると断然造形がソリッドでかっこよく、トミカのミニカーとしての進化が感じられます。それでいてトミカ的な世界観を感じられるのもすごい。
先述の通り、このR32のデビューで第2世代スカイラインGT-Rは全モデルがトミカプレミアムとしてデビューしたことになりました。R34に至ってはV-SpecとZ-Tuneの2モデルがラインナップされていますし、スカイラインGT-Rの幅広い世代からの圧倒的な人気をひしひしと感じさせられますね。やはりクルマ好きにとって、GT-Rは永遠に憧れる存在です。
トミカプレミアムNo.11 日産 スカイライン GT-R V-SPECII Nür - nullgadgetnullgadget.hatenablog.com
まとめ
改めてトミカプレミアムとしてデビューしたR32、この日を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。そんな期待を裏切らない仕上がりですし、R33/R34のトミカと並べているとより楽しめるのではないかなと思います。
トミカ プレミアム26 日産 スカイライン GT-R (BNR32)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2018/04/21
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
トミカ トミカプレミアム 13 日産 スカイライン GT-R
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2017/04/15
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
トミカ トミカプレミアム 11 日産 スカイライン GT-R V-SPEC2 Nur
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2016/02/20
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログ (1件) を見る
マジョレット マクラーレン 675LT
先日のFタイプと同時に入手した1台、マクラーレンのミニカーは初入手かな。
早速紹介していきます。
マジョレット マクラーレン 675LT
昨年まではマクラーレン・ホンダとしてF1を戦っていたマクラーレン、結局ホンダとのパートナーシップ関係は不調のまま解けてしまいましたが、F1チームであると同時にスーパーカーを数多く手がけてきた自動車メーカーという側面もあります。
かつての伝説のハイパースポーツ”F1”以降途絶えていた完全内製のプロダクトモデルは2011年に”MP4-12C”というモデルで復活を果たしましたが、その実質的な後継車にあたるのが”650S”というモデル。さらにその650Sの上位モデルとなるのが今回紹介するマジョレットのモデルとなった”675LT”です。世界500台限定で販売されたモデルであり、新車価格は4353万円だそう。ネーミングの”LT”とは”Long Tail”の略称であり、かつてルマン24時間レースで優勝を果たした”マクラーレン F1 GTR ロングテール”のネーミングに由来するそうです。搭載されるエンジンは3.8L V8ツインターボ、車名通り675馬力を発揮するモンスターマシンです。
トップスピード 1/18 マクラーレン 675LT スパイダー マンティス グリーン 完成品
- 出版社/メーカー: トップスピード
- 発売日: 2017/12/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
フロントマスク。ヘッドライトの形がとても特徴的ですが、クリアーパーツで奥行き感も上手く再現されています。バンパーの塗り分けも少し荒いながらもリアルです。
サイドから。少し車高が高いですが、全体的なボディラインはスーパーカーらしくスタイリッシュ。派手なグリーンが似合うのもさすがスーパーカーです。
リアから。テールランプの塗り分けも細かいながらも丁寧にされていてなかなかすごい。
リアのエンブレムもバッチリと再現。細かくみると若干塗装は荒いですね。
まとめ
非日常感漂うクルマであまり馴染みが無い車種ですが、ミニカーとして手元に来るとついつい調べてしまうのでありがたい。マニアックな車種チョイスが増えたとはいえトミカではなかなか登場しなさそうな車種なので、マジョレットらしくて面白いですね。全体的な車高の高さは否めませんが、機会があれば手にしてみてもいいかもしれません。
マジョレット ジャガー Fタイプ
なかなか新モデルを発見できないマジョレット、とはいえなかなか魅力的なブリティッシュスポーツたちを発見できました。まずは美しいオレンジのボディが目を惹くこのクルマをご紹介。
マジョレット ジャガー Fタイプ
名車、ジャガー Eタイプの系譜をネーミングから強く感じさせるジャガーのFRスポーツ、Fタイプ。2013年にコンバーチブルモデルとしてデビューした後、2014年に今回マジョレットとして登場したクーペモデルがデビューしました。直4ターボ、もしくはV6・V8にスーパーチャージャーを組み合わせたエンジンを搭載、見た目通りの本格派スポーツカーです。お値段も800万円からとなかなかの本格派。
フロントマスク。塗り分け・造形共にとてもかっこよく仕上がっていると思います。お得意のクリアーパーツで仕上げられたヘッドライトの奥行き感がとてもリアルです。
サイドから。ロングノーズ・ショートデッキの「これぞFRクーペ」と言わんばかりのスタイル、なだらかなクーペボディともあいまってとても美しいクルマですね。テールランプの造形は日本車にはできなさそうな芸当です。
リアから。オレンジのボディとはいえテールランプの赤い彩色もバッチリ。シャシー側で再現されたディフューザーやツインデュアルマフラーの再現もばっちり。すこしエンブレム類の主張が激しいですね。
クーペモデルのミニカーにはお似合いのドア開閉アクションも搭載。
インパネの再現度合いもなかなかのものです。
オレンジ×ブラックの引き締まったカラーリングもあってとてもかっこいい一台。ひょっとすると今まで手にしてきたマジョレットの中でももっとも気に入った一台かもしれません、それくらいFタイプのかっこよさがひしひしと伝わってくるミニカーです。
まとめ
国内では約1年前にマジョレットとして登場したモデルですが、今改めて手に取ってみると本当にかっこいい1台でした、買ってよかった。マジョレットはトミカとは異なり「いつでも買える」というわけではないからこそ、こうしてお気に入りのクルマと出会ったときの感動もありますね。とにかくこのFタイプは本当にかっこいい1台、ジャガーのミニカー自体あまり数は多くない気がしますし、気になった方は手に取ってみるのもいいかもしれません。