"チープカシオ"MQ-24を買ってみると実用品としての魅力に溢れていた話
「所有欲が満たされるモノ」とは対極にあるのが、「安価で実用的なモノ」かもしれません。今回はポイント消化の意味で購入したとあるモノがとてもしっくりきたというお話です。
CASIO STANDARD MQ-24
「チープカシオ」の愛称で親しまれているCASIOの安価な腕時計たち。G-SHOCKやOCEANUSのようなシリーズ物とは異なり明確なシリーズ化はされておらず、価格も1000円〜と非常に安いモデルたちがこの愛称を与えられているようです。
今回購入したのはそのチープカシオのなかでも最も安価なモデルの1つでもあるMQ-24というモデル。MQ-24にも文字盤の違いで多くのバリエーションが存在するのですが、今回はその中でも黒文字盤にゴールドのアクセントが入ったMQ-24-1Eというモデルを購入しました。Amazonでは1200円程度で販売されています。
手にとってまず感じるのが圧倒的なチープさ、はっきり言って高級感は皆無です。ケースは当然総樹脂製、風防もガラスではなくアクリル製なため使っているうちに傷が目立ってしまいます。それでも輝くCASIOのロゴは紛れもなくあのCASIOの時計であることを感じさせてくれます。
ラバーベルトに樹脂製のバックル、実用品感に溢れています。
"JAPAN MOV'T"の文字が日本製ムーブメントを搭載していることを主張していますね。安くとも日本製の心臓部を備えていることが伺い知れます。WATER RESISTANTの文字の通りある程度の防水性能もあるようです。
それでも実用品としての魅力は計り知れない…
手前の時計は昨年末に購入したSWISS MILITARYの時計、高級時計とは程遠い代物ですがデザインに惚れ込んで購入したお気に入りの品です。気に入って購入したモノなので当然腕に着けていると満足感は高いのですが、実際につけていると少し重いなぁと感じることもしばしば。汗かき故に夏場にはレザーベルトの痛みがとても早く進んでしまうのではないかと変に心配してしまうこともありました。
そんな時購入したMQ-24、ここまで”購入”と言っていますが実際のところ期間限定Tポイントで決済したため実質無料でした。
まぁ買ったし使わないとなぁ、と何となく使っているうちに気づいたのが圧倒的な装着感の良さ。正確に言うと、圧倒的な装着感の無さ。先述のSWISS MILITALYの時計と比べると圧倒的に薄くて軽いため、腕に装着していることを忘れてしまうほどです。また、レザーベルトではないため腕の蒸れを感じることもありません。それに文字盤のデザインもとてもシンプルなため、昼間であればパッと見たときの視認性の良さもかなりのものです。
また、1000円程度とはいえ時計としての基本性能は文句なし。手元に来てから1ヶ月半ほど使っていますが時間のズレはありません。スマートフォンで手軽に正確な時間を確認できる時代、安価とはいえ正確に時を刻んでくれるからこそ腕時計も身に着けたくなるものです。
そして何よりも素晴らしいのが「安い」ということ。モノは大切に扱うことに越したことはありませんが、どうしても普段身に着けていると多少のスレや傷はついてしまうもの。そんなことを考えると高価な品であれば日常的に使うことを躊躇してしまうこともありますが、このMQ-24であればそんな心配をすることなく使い込めます。
使用感(装着感)の良さ・正確さ・安さ、こうして考えると実用品としての魅力に溢れた品であることがひしひしと感じられます。
まとめ
実質無料だったのにしばらく使い込んでみると完全にその魅力に取り憑かれてしまったチープカシオ。シャープペンに例えるならばGRAPH 1000 FOR PROのような、華は無くとも堅実に仕事をこなしてくれる”良きパートナー”といった印象を受ける品です。これだけよく纏まったプロダクトをわずか1000円程度でリリースするカシオはなかなかすごい。そして、文字盤やデジタル/アナログ、ケースの材質などバリエーションが豊かでその上安い、収集癖のある私にはなかなか危険な香りがします。
ファッションアイテムとしても注目されているようですが、G-SHOCKほどに存在感なく、躊躇せずにガンガン使い込める「時間を確認する手段」としての腕時計と考えると素晴らしいプロダクトだと感じました。とにかく躊躇せず使い込めるのが魅力、実用品としてこれからもバリバリ使い込んでいきたいと思います。
CASIO MQ-24-7B2LLJF Men's Analog Watch
- 出版社/メーカー: CASIO(カシオ)
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: 時計
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[カシオ]CASIO 腕時計 スタンダード デジタル F-84W-1 メンズ
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マジョレット フォード GT
魅力的な新車の情報が多いマジョレット。最近展開され始めた新アソートではVA型WRXがラインナップされているようで私もとても気になっているのですがまだ入手できていません。そんな新アソートのうちの一台であるこのクルマを入手できたのでご紹介。
マジョレット フォード GT
トミカとしても2017年 9月にデビューした現行型フォード GT。イタリア系のスーパーカーかと思うほどに魅力的なデザインとスペックを兼ね備えたスーパースポーツですが、マジョレットとしてもデビューしました。
クルマ自体の細かい話はこちらに書いているので今回は割愛。
フロントマスク。実車やトミカと比べると、正直なところ微妙に似ていないように感じます。ヘッドライトの形が微妙なのかもしれません。ただ、マジョレットでは定番なクリアーパーツでのヘッドライトの再現は奥行き感があって流石ですね。
サイドから。ボディ自体少し背が高く、スタイリッシュさではトミカに一歩譲るかなといった印象です。
左側はトミカのフォード GT。比べてみるとむしろトミカの方が良くできすぎているのかもしれません、それくらいスタイリッシュ。
リアから。フロントとはうって変わってとてもかっこいい。ディフューザーの形状もスーパーカーらしいかっこよさが漂っていますし、エギゾーストパイプは塗装ではなく別パーツで再現されているので存在感があります。
トミカと並べてみた
同じ車種・カラー・スケールで出されるとどうしても並べてしまうのがミニカー好き、というわけでトミカNO.19 フォード GTの初回特別仕様と並べてみました。
まずはフロントから。こうしてみるとトミカの方がワイド&ローな印象を受けます。ただしサイドミラーがあるのはマジョレットだけ。
細かい点で気になったのはAピラーの有無。トミカではブラック塗装された上でAピラーがボディ側で再現されている一方、マジョレットではウインドウパーツの整形でAピラーを再現しています。なかなか興味深い差異ですね。
リアから。トミカではボディサイドからリアへと繋がる部分が文字通り”抜けて”いましたが、マジョレットでは”抜けて”いません、ある意味このスケールのミニカーらしい。
黒シャシーに別パーツ構成のエギゾーストパイプ、マジョレットの方が引き締まった印象です。
左右が入れ替わってしまいましたが、右がトミカ・左がマジョレットのエンジンルーム。どちらもちらりと覗くエンジンがミッドシップスポーツ感を醸し出していていいですね。
どちらが良い・悪いの問題ではなく、やっぱり並べてみるとおもしろい。ただ、個人的にはトミカのスタイリッシュさが好きかな…。
まとめ
久々に納車されたマジョレットでしたが、トミカとは一味違った世界観が垣間見えました。特に同じ車種がトミカでも登場していると並べて比べる楽しみも生まれて本当に楽しい。やはり新アソートのWRXが気になって仕方ないので頑張って探そうと思います。
(2018年 3月新車)トミカ NO.112 ロータス 3-イレブン
3月のトミカ、今月もかなりクルマオタク感を感じる尖った車種チョイスですね。早速紹介していきます。
トミカ NO.112 ロータス 3-イレブン
ライトウェイトスポーツカーの名門といえばやはりロータス。同社の中でももっともハードコアなモデルといえそうなのがこの3-Elevenです。ベースはクーペボディのエキシージながら、ご覧の通りルーフはおろかピラーもありません。KTM X-BOWのような完全なドライバーズカーですね。また、エンジンも900キロ前後の車重ながら同社のエキシージやエヴォーラに搭載されているものと同様のトヨタ製3.5L V6にスーパーチャージャーを組み合わせたハイパワーなエンジンを搭載。その結果、今回トミカの通常版としてモデル化された"3-Eleven ROAD"というモデルでは416馬力を発揮しています。過激としか言いようがないです…。
フロントマスク。ベース車であるエキシージ同様に精悍な顔つきです。ブリティッシュグリーンにイエローのストライプ、ロータスにとって黄金の組み合わせですね。
参考までに現行型エキシージのフロントからの写真も。
サイドから。ピラーも含めルーフが全くないところからもこのクルマの異質さが伝わってきます。リアウイングの存在感もすごいですね。
リアから。ウイングのボリューム感はミニカーとしての安全性との兼ね合いか、少しボリューミーに感じます。リアバンパーの複雑な形状の再現もなかなかのものです。また、ロールケージもしっかりと再現されていますね。
エンジンカバーにもLOTUSの文字が。
2シーターなのが"3-Eleven ROAD"の特徴。後述する"3-Eleven RACE"と呼ばれるハイパフォーマンスモデルは1シーターとなっています。
初回特別仕様
初回特別仕様は赤いボディにゴールドのストライプとなかなか目立つ仕様。ただ、通常版との違いはボディカラーだけの変更だけではありませんでした。
ご覧の通り初回特別仕様は1シーター仕様となっています、"3-Eleven RACE"を模したのでしょうね。この3-Eleven RACEは1シーター化されただけではなくシーケンシャルミッションを搭載し、その上エンジンもさらにハイチューンド版となっており466馬力を発揮するようです。わずか890キロという車重を考えるとスペック的には恐ろしさを感じます。
サイド・リアから。赤/黒のコントラストがかっこいい。
遠い親戚のような…
トミカではこれまでもロータスが登場してきました。その中でも今回の3-Elevenと血筋を共にするのがこの2台。
まずは現在も販売されているNO.10 エキシージ R-GT。今回登場した3-Elevenのベースになっている現行型エキシージをラリー仕様にモディファイしたモデルです。かつてのロータスのF1マシンを思い起こさせるようなブラックのボディにゴールドのアクセントというのがとてもかっこいい一台です。
さらにかつてトミカでもラインナップされていたのが先代モデルのエキシージ S。現在のエキシージがエリーゼと対照的にV6エンジンを搭載しよりハイパフォーマンスモデルという印象が強くなっているのに対して、先代モデルのエキシージは当時のエリーゼのハードトップ仕様という印象が強くなっていますが、トヨタの名機 2ZZ-GE型 1.8L 直4にスーパーチャージャーを組み合わせたエンジンを搭載したりとエリーゼに比べてスポーツ色が強いですね。
様々なエンジン・ボディを纏ったこれらのクルマたちですが、航空機にも使用される接着剤を使用したアルミシャシーを持つという点で、結局のところ祖先となるのは1995年デビューのロータス・エリーゼ。こうして様々なモデルへと派生されていることからもエリーゼの偉大さが伝わってくる気がします。
まとめ
脈々と受け継がれるロータスのライトウェイトスポーツスピリットを強烈に感じさせてくれるのがこの3-Eleven。トミカの中でもかなり特徴的なクルマですが、トミカとしての出来は申し分ないレベルですし、他のロータスのモデルと並べて色々と思いを馳せるのも面白いかもしれません。初回特別仕様の絶妙な差別化も面白いですね。クルマ好きでトミカ好きな方であれば納得な一台だと思います。
トミカ No.112 ロータス・3-イレブン (初回特別仕様)
- 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)
- 発売日: 2018/03/17
- メディア: おもちゃ&ホビー
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