IE800をMMCX化 DP-X1とのACG接続で見えた世界に感動した話。
新年度1本目の記事のタイトルが若干胡散臭いものになってしまいましたね。
というわけで、前々から悩んでいましたが、愛機であるSENNHEISER IE800を悩んだ末にMMCX化しました。
MMCX化をオーダー
ただ、自分でするリスクを払いたくないですし、以前のViaBlueプラグへの換装時にもお世話になった某イヤクリニックに今回もお世話になりました。
梅田の店舗へ持ち込んでMMCX化をオーダー。店員さんからはIE800のMMCX化のメリット*1、そしてデメリットもしっかり伺った上でお願いしました。
具体的なデメリットは
- MMCX端子の劣化で、劣化時には端子の交換の必要性が生じる。
- 仮に耳掛け運用するとブーツ部が破損しやすくなり、最悪断線もあり得る。
- つまり、末永く使う上ではお勧めできない。
といったものでした。最後の末永く使う上ではお勧めできないという部分に正直胸が苦しくなる部分はあったのですが、かなり悩み抜いた上での決断だったのでオーダーしました。ちなみに金額は6700円ほどでした。
— はいれ (@ha1le) 2017年3月29日
そして三日後には自宅に。
おかえり pic.twitter.com/NXxX4sQ37D
— はいれ (@ha1le) 2017年4月1日
IE800 MMCX.Ver
すっかり小さくなってしまいましたね。シェル下10cmほどを残し、そこにMMCXメス端子を半田付けしてもらいました。因みに切り取ったケーブル〜2.5mm 3極プラグまでの部分はお願いした上で廃棄せずに一緒に送っていただきました。いずれはそちらにもMMCXオス端子をつけた上で、手元に残った純正ケーブルも活用できるようにしたいなと考えています。
ケーブルは縁あってBrise AudioのSTD001が手元にやってきました、もちろん無試聴です。が、かなりケーブルが太いためここは一考の余地あり。2.5mmプラグは結構細くて怖いですね。
2.5mm 4極のケーブルもAmazonでは結構安く買えるものなんですね…
Balanced IE800×DP-X1 ACG
というわけで、昨年7月の購入以来ほぼ使ったことがなかったDP-X1のバランス接続をやっと使える日がやってきました。DP-X1自体、アンバランス接続時はシングルDAC状態となっているようなのでやっと本領発揮といったところでしょうか。
DP-X1では一般的なBTL接続とONKYO独自のACG接続が選べますが、よりバランス接続での音的な優位性や変化を感じたので私自身はACG接続で聞いています。
※ここからは一個人の感想です。かなり特殊な環境であり、好き嫌いが万人に当てはまるとは限りませんので、実際にこのような改造を施そうと考えられている方は改造によって抱えることになる様々なリスクを考慮し、熟慮の上で判断してください。当ブログではこのような改造による音の変化、故障や不具合などについての一切の責任を負いません。※
その上で結論から書いてしまうと、最高でした。
以前、当ブログのこの記事に頂いていたコメントである程度変わり方の予想はついていたのですが、正直予想以上のものでした。
まず感じられるのが3.5mm接続時のIE800を超える音の立体感。曲名を挙げてしまうとアイドルが歌う曲らしからぬアイマス曲である"隣に…"や”眠り姫”で特に感じました*2。もともとかなり荘厳で立体感を感じる楽曲ではあるのですが、この環境で改めて聴いてみて私自身思わず笑ってしまいましたね、それほどに凄い。
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IE800の空間表現は3.5mm時代からイヤホンでは唯一無二のものだとは思っていましたが、ここまでの物になるとIE800のポテンシャルに恐ろしさを感じてしまいます。
具体的には音が左右により広がり、音の分離感も更に良くなった印象を受けました。また、低域も3.5mm接続時よりも締まったなと感じています。
大橋彩香さんの"ワガママMIRROR HEART"のような音の密度の濃いアニソンを聴いていても音に若干の余裕を感じるなと個人的には感じました。そのため、音量をより上げがちになってしまったのが私にとっては一番の問題ですね。
TVアニメ『政宗くんのリベンジ』OP主題歌「ワガママMIRROR HEART」(彩香盤)(DVD付)
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ただ、IE800をMMCX化しただけではなく、使用DAPがバランス接続で化けると言われているDP-X1であり、更にケーブルまで変わっているわけですから、他のDAPやケーブルの使用を考えると一概にIE800のバランス接続によってこれらの効果が必ずしも現れるとは言えませんね。
ただ、もうここまで書くとお気付きでしょうが個人的にはIE800だけでなく、現在の環境に大満足です、金額的にも限界ですし。MMCX化に伴うリスクをかなり心配していた私自身、改造に出してから手元に帰ってくるまで、正直なところかなり不安でした。ただ、そんな事を吹き飛ばしてくれるほどの私好みの音を奏でてくれるようになり一層手放せない環境になりました。
まとめ
もうこれ以上の環境は自分には必要ない、それが今の心境です。ケーブルはこれからしばらく試行錯誤するでしょうが、大きくこの環境を変えることはおそらくもう無い気がします。インフレ化が凄まじいこの業界では、個人的にはこれ以上の投資は無理だというのも理由の一つではありますがね…。
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これからも大切にして、ずっと音楽を楽しませてもらいましょう。
※この記事は一個人の感想です。かなり特殊な環境であり、好き嫌いが万人に当てはまるとは限りませんので、実際にこのような改造を施そうと考えられている方は改造によって抱えることになる様々なリスクを考慮し、熟慮の上で判断してください。当ブログではこのような改造による音の変化や故障、不具合などについての一切の責任を負いません。※